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2011.07.07 Thursday

宮城県山元町へ



  津波の被害にあった写真たちの洗浄複写を行うボランティアに行ってきた。 
     

  


  3.11以降、私に何ができるんだろうと思っていた。
  カメラマンの私にできる事。
  
  人は衣食住が満ちていればそれで生きていけるというものではない。
  他にも必要なものって山ほどある。
  
  玄関の前でおじいちゃんが孫をだっこし、お父さんお母さんがピースをしている写真。
  生まれたばかりの赤ちゃんの体重がメモ書きされているアルバム。
  結婚式の記念写真。撮った意図がよく分からない家や車や風景。
  何ていうことない日常も、人生のハレの日も、同じだけの美しさでたくさんの物語がそこには写ってた。
  
  作業中はただ黙々とこなしていたが、今になって、手にした写真が脳裏によみがえる。
  じわじわとその物語が私の胸をしめつける。
  1枚でも多く、家族の元に帰ってほしい。 
  ただそれを願うばかり。


   
  作業後に、津波の被害にあった海沿いまで行ってみた。


 

  


     

   

  


   

   
  静かで、ひとけが無く、見渡す限りがらんとしていた。
  音もなく、においもなく、しーんとしていた。

  物語を感じさせるものは、もうここには何も無かった。
 
  どう受け止めればいいのか、いまだに分からない。
  でもこの目でしっかりと見てきたよ。  

  これから続く長い復興を支えていく為に。
コメント
すごい哀しい静けさが伝わってきた。テレビとは違う。この写真だけでも胸が引き裂かれそうになったよ、、でも、見てよかったし、もっと見て知りたい、怖いけど、生きてる人たちの試練だと思う。写真、本当に一枚でも多くの人の手元に渡りますように。。

  • ねこ
  • 2011.07.07 Thursday 21:48
あまりに圧倒的な「がらんどう」さで、現地ではただ見るだけだった。たくさんの写真の物語を見た後だったから、余計にその「無」っぷりに、とてつもないやるせなさを感じた。でもね、余りにすごいと涙も出ないんだよ。そこまで分からないの。そのただ中にいるのに。帰ってきてから、じわじわとボディーブローのように効いてきて、思い出し泣いてしまう。
  • masakosaito
  • 2011.07.08 Friday 23:09
当たり前にそこにあったものが、一瞬にして目の前から消えてしまうなんて、信じられなくてたたずんでしまうね。
一枚でも多く、記憶の写真を残して、それぞれの手元に戻る事を望みます。
みんなの想いが結びますように。 
  • Minako
  • 2011.07.13 Wednesday 20:59
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